ダージリン

 チベット語で雷の土地を意味する「ダージリン」はインドの北西部に位置し、西はネパール、東はブータン、北は中国に挟まれています。標高300-2100mの場所に87もの茶園が広がり、茶園の平均標高は1200m近いです。夏期の平均気温は25℃、冬期の最低平均気温は5℃程度で、標高1,500m以上の場所では雪も見られます。

 茶園ごとに標高や気温の違いも大きく、同茶園内でも畑ごとに環境が異なるため、「ダージリン」とひとくくりにするのは少し乱暴な気がします。それぞれの茶園に、それぞれの特徴を持ち合わせるのが「ダージリン」と言えるのではないでしょうか。

 インドは中国に次ぐお茶の生産国ですが、有名な「ダージリン」の生産量はわずか1%に過ぎません。