ニルギリ

 現地語でニル(青い)、ギリ(山)、よって、ニルギリは青い山を意味します。このエリアには草原や密林が広がり、インド豹、ナマケグマ、バイソン、野生猪や絶滅危惧となった象もいるほか、極めて珍しいベンガルトラも生息しています。

 標高は3,000m、年間降水量は2,000mmを超えます。1840年に茶栽培が始まり、現在の栽培面積は6万エーカーに広がりました。

 ニルギリといえば、生産量は限られますが冬期に作られるフロストティーが有名です。急冷により、茶の成長が緩慢になり、茶葉の中にポリフェノールが凝縮されることで茶葉に甘く薔薇のような風味が生まれ、まるでアイスワインのようです。