中国

 広い国土を持つ中国ですが、全土でお茶を生産しているわけではありません。それでも、世界で最も生産量が多い国は中国です。そして、白茶、黄茶、緑茶、青茶(烏龍茶)、黒茶、紅茶の6つの茶種を作っています。全生産量の8割は緑茶で、中国国内消費量が多いのが特徴です。

 中国緑茶の一例には、龍井茶があります。龍井茶は、西湖の西に位置する龍井村で作られていたことからその名前がつけられました。現在、生産地として有名となっているのは、獅峰、虎跑、雲栖、梅家塢の四地域で、獅峰龍井茶はヴィンテージワインのお値段に匹敵するものも存在します。その味わいは、ヴィンテージワインに勝るとも劣らずです。最もお茶で歴史のある中国は、お茶の種類も世界で最多です。