滇紅金螺2022

アロマ

麦芽の香。

風味

甘くモルトの風味が広がり、ミドルボディの味わい。雲南省特有の雲南のテロワールはあるものの、雲南金針ほどの主張はなく、ほど良いバランス。春先の軽やかな味わいと甘みが特徴。

好相性の食べ物

チーズ。

コンディメンツ（お茶にあわせて）
ストレートで。

金螺は中国雲南省普洱市寧洱ハニ族イ族自治県産のバランスのとれたミディアムボディの紅茶です。金螺とは、この紅茶の形状と、有名な緑茶の碧螺春と同じような小さな巻貝の形をした紅茶のことを指します。

寧洱ハニ族イ族自治県は普洱市にあり、自治県にはハニ族とイ族が多く住んでおり、彼らはベトナム、ラオス、タイにも居住しています。紅茶の伝統は数百年前に遡りますが（この地域で茶の栽培が始まったのは2,000～2,200年前と推定され、茶の使用はそれ以前からあります）、紅茶の生産は中国のこの地域では比較的新しいトレンドです。最初の紅茶は1938年頃に豊寧満族自治県で生産されました。この紅茶は非常に人気があったため、紅茶の生産は瞬く間に雲南省全体に広まりました。人気の高まりは、雲南紅茶のバランスの取れた滑らかな風味によるところが大きく、他の多くの紅茶のような渋みがなく、フルボディの甘い麦芽のような風味です。

金螺は、この地域の数多くのプーアール茶にも使われる雲南大葉種の一芯一葉を手摘みして製造されます。茶葉は製造中に手巻きを施されます。