〔岩茶〕白鶏冠

アロマ

白い牡丹のような花香。

風味

白茶と間違うほどの火香のないファーストアタックから、穏やかに白牡丹のような花香と強い甘みを感じます。程よい渋みも感じるようになり、青茶と確認でき、ナッツやショコラのような風味に少しグリニッシュな味わいも広がります。フィニッシュは、白桃の甘みで、とろみがあり余韻がとても長いです。

好相性の食べ物

チーズやバニラパンナコッタ。

コンディメンツ（お茶にあわせて）
ストレートで。

　中国福建省武夷山脈は、有名な大紅袍だけでなく、白鶏冠のような他の素晴らしいお茶の本拠地でもあります。白鶏冠の葉は黄色みを帯びています。そして、武夷の土壌には古代の火山からの大きな岩があり、お茶に独特の特徴を与えています。

　白鶏冠は、明代初期（1368-1644AD）から有名で、武夷の僧侶たちは毒の解毒剤であると信じており、このお茶を使って重要な役人の病気の子供の命を救いました。お茶は後に皇帝に贈られ、通年賛辞されるお茶となりました。白鶏冠という名前は、文字通り「白い鶏冠（とさか）」で、春の収穫から生まれたばかりの葉の独特の色を表しています。葉の形と色は、大きな鶏冠のように見えると言われています。武夷山の最もユニークなお茶の1つである白鶏冠には、チョコレートのようで、モルトの味わいを帯び、独特の軽い祁門紅茶のようで、白桃の風味、非常に繊細な後味と英国のトフィーのような甘みが含まれています。