福鼎白毫銀針

 白毫(お茶の新芽に生える白い細い毛)が新芽の特徴と考えられることが多いですが、白毫の生える前のさらに新芽は薄い緑色でぷっくらと膨らみをおび、芽の長さが極めて短い状態です。この状態で摘む白毫銀針が最も高値で取引され、白毫のある白毫銀針よりもさらにエッセンスが凝縮された風味を持ち合わせています。

 ただ、その瞬間を逃さずに適切に作られた白毫銀針はあまりに希少でほとんど流通していません。この白毫銀針はまさに最高の状況で作られ、最高の結果をもたらしたお茶で、バラの中に埋もれたかのような錯覚すら感じるほどの芳香です。

商品コード: C032301001 カテゴリー: , タグ: , ,

商品の特徴

アロマ

胡蝶蘭や白いバラの香。

風味

白茶に多いグリニッシュな感じがなく、非常に甘みが強く、白薔薇の香りが口内に広がる。冷めるほどにとろみが出て、バラの香りが強くなる。体内から湧き出るようなバラの香りを感じ、熟した白桃のような強い甘みが余韻に残る。

好相性の食べ物

トロピカルフルーツ。

コンディメンツ(お茶にあわせて)
ストレートで。

淹れ方

180cc

ティースプーン1杯半(2.0g)

98℃

2分

福鼎白毫銀針

 白毫銀針の生産地である中国福建省の福鼎は、亜熱帯モンスーン気候に属し、降雨量が豊富です。周囲を山や海に囲まれており、そのほとんどが海抜500-800mに位置します。福鼎は美しい環境を持つ有名な観光都市でもあります。茶葉の生育に適しており、「白茶の郷」とも呼ばれています。

 茶樹の品種は福鼎大白茶(別名:福鼎白毫)です。形が美しく、芽が丈夫で、毛茸(お茶の芽に生える細かい毛)が太く密集しており、光沢に富んでいます。

 白毫銀針の摘み取りは非常に丁寧で、その条件は極めて厳格です。雨の日は摘まない、露が乾いていないときは摘まない、細い芽は摘まない、紫の芽は摘まない、風で傷んだ芽は摘まない、人の手で傷んだ芽は摘まない、虫にやられた芽は摘まない、などと規定されており、「十不摘」と呼ばれます。太い一本芽の頭だけを摘みます。1芽2葉の新芽を摘み取った場合は、芽心だけを摘み取る、俗に針取りと呼ばれています。

〔銀針の製造工程〕
 1.茶の芽の選別
  摘み取った新鮮な茶の芽を水篩の上に広げる。1回の選別は紅茶缶半分ほどで管理します。注意すべきは、広げるときに重ならず薄く均一にすること。重なると茶の芽が黒くなりやすいです。

 2.天日干し
  茶の芽を乾燥させ始めたら、棚の上に広げます。茶葉が赤くなる過程を損なわないよう、茶葉の芽を乱雑にひっくり返さないようにしましょう。また、地面に置くと乾燥時間が長くなるので注意が必要です。

 3.焼成
  茶葉が70~80%まで乾燥したら、とろ火で焼成し始めます。焼成の際は、40度くらいの火加減に注意し、30分ほどじっくりと行います。火加減が強すぎると、茶葉が赤く変色してしまいます。また、不十分だと茶葉にツヤがなくなります。


お届けについて

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