白毫烏龍茶（東方美人茶）

アロマ

はっきりと白ユリのような花の香り、沖縄の島バナナのようなフルーティーな香。

風味

とてもなめらかで、新鮮な花の香りが特徴です。ゼラニウムや白いユリに似た花の香りは、すぐさま口内に広がります。終わりに近づくにつれて、熟した白桃、沖縄の島バナナのような果物へと変化し、時間の経過とともに特別な一杯であることに気付きます。後味にはファーストノートよりも力強く、かつ心地良い爽やかさが続きます。

好相性の食べ物

トロピカルフルーツ。

コンディメンツ（お茶にあわせて）
ストレートで。

　東方美人とも呼ばれる白毫烏龍茶は、愛称が多く、膨風茶、椪風茶、福寿茶、香檳（シャンパン）烏龍茶などとも言われ、清朝末期に初めて作られました。現在では、主に台湾北部で作られ、新竹県の北埔郷と峨眉郷、苗栗県の頭尾、頭份、三湾エリア等で生産されています。

　1900年から1940年まで、白毫烏龍茶は欧米に大量に輸出され、英国王室御用達となり「東方美人」と命名したのは故エリザベス女王と言われています。

　白毫烏龍茶には一般的に青心大冇という品種を用い、1芯2葉を摘み取り、製造工程は他の烏龍茶と似ていますが、発酵の度合いが70％と高く、紅茶に近い発酵度であることが特徴です。