ベトナム・イェンバイ白茶

アロマ

牡丹、マスクメロン、グリニッシュな香りを想起させる春の香り。

風味

ライトボディで、滑らかさと芳醇さがあります。口に含むと牡丹の香りが広がり、次第に際立つようになり、全体のイメージとなります。マスクメロンを思わせる甘美なフルーティーな香りに、春らしいグリーンの香りが加わり、抽出液に深みと浮遊感を与えています。後味には柑橘系の爽やかな香りが漂い、格別な味わいです。

好相性の食べ物
フルーツ。

コンディメンツ（お茶にあわせて）
ストレートで。

ベトナムの北西地方に位置し、首都ハノイから約200㎞離れているイェンバイ省には、ムーカンチャイというベトナムで最も美しい棚田があります。また、多くの少数民族の居住地であることから、独特で豊富な伝統的文化と習慣があり、茶栽培も少数民族によって行われています。

標高1,400メートル近くに位置するスオイジャン（イェンバイ省ヴァンチャン郡）は、曲がりくねった、しかし魅力的な道の先にあります。そこには、ベトナムで最も古い茶の木が現れます。

イエンバイでは、モン族が多く、この北西部特有の文化を形成しており、特にスオイジャンでは、モン族の存在がシャン・トゥイエット茶（ジェムカッツェが研究した茶種）の出現に初期から関係しています。また、その独特の風味と樹形から、スオイジャンの茶樹にまつわるスリリングな逸話が数多く残されています。

スオイジャンに古くから伝わるシャン・トゥイエット茶は、伝統的に全国の茶産地の中でも最もおいしいお茶と言われてきました。

ここの茶樹は樹齢300年以上。その幹と芽はとても大きく、他の茶葉とは一線を画しています。